2014年12月1日月曜日

いきいき秋の音まつり

平成26112日(日)、京都市左京西部いきいき市民活動センター・高齢者ふれあいサロンにて『いきいき秋の音まつり』を開催いたしました。ご来場いただきました皆様には厚く御礼申し上げます。
また出演者の皆様および展示や装飾等の準備に関わって下さった全ての方も本当にありがとうございました。


当日は生憎の雨模様でしたが、10時の開館と同時に、おんらく市場さんによる「音の森/楽器作りとリズムセッション」が始まりました。本イベントに共催という形で関わっていただいた、おんらく市場スズキキヨシさんによるワークショップ。子どもを中心とした参加者の方々は、会場に並べられた様々な種類の打楽器を叩いて楽しんだり、廃材を使った楽器作りでは、思い思いの色を材料に塗って、完成した楽器で綺麗な音を鳴らしていました。

楽器作りワークショップ最後には、「アフリカンダンスを体験しよう!」のYOH&MAKOさんが楽しげなダンス&リズムで参加。そのまま隣の会場でダンスのワークショップが始まりました。誰でも参加しやすい雰囲気で、最初は恥ずかしそうな参加者のみなさんも、最後には輪になって楽しそうに身体を動かして、和やかな雰囲気でした。

「お父さんは忍者なんだよ!」と教えてくれた女の子に導かれ「手裏剣道場」の会場ではゴム製手裏剣を的に命中させるという楽しいワークショップが開かれていました。確かにお父さんは忍者でした。子どもも大人も手裏剣を手にするとみんな同じ年齢になったみたいに熱中して的を狙ってがんばっていました。大人でも意外に的に命中させるのが難しく、大人ほどムキなっていました!




前回の「いきいき春の音まつり」より場所を拡大し、今回はセンター・サロン両方を会場として使用しました。サロンでは写真展「しあわせのかたち」、いかわあきこさんによる絵画展、はあと・フレンズ・ストアさん、HYGGE natura, Suearth tuningさんによるマッサージスペースにゆったりと使っていただきました。






12時からはセンター入口にて笑学校さんによる「巨大シャボン玉実験」が始まりました。子どもたちがとても大きなシャボン玉に入って嬉しそうに遊ぶ姿が見られました。



また同じ時間にはセンターのお部屋で「よし笛コンサート」が始まりました。普段センターをよし笛工作や練習に利用されている方を中心に、3グループが初めて集まったコンサートでしたが、ライアーという弦楽器やギターも伴奏に加わるなど、よし笛の音色の多彩な魅力を、様々な角度から感じることができた1時間でした。





続いては「左京いきいき合唱団」。キーボードの鈴木潤さんの温かみ溢れるトークと、おんらく市場スズキキヨシさんも加わっての演奏。合唱団といいながらもみんなで合唱をするわけではなく(笑)、歌に合わせて全員参加で身体を動かしながら遊ぶというなんだか楽しい音楽の授業を受けているような気持ちになりました。




そしてAve Covo 3さんは、異国情緒あふれる音楽を奏でて下さいました。




本日のイベントのクライマックスである「タケオ&大阪マライカ」ライブが始まりました。激しいパーカッションの音とともに会場には沢山の人が集まり、タケオさんと、バンド大阪マライカの皆さん、スズキキヨシさんやYOH&MAKOさんもみんな一緒になってそのリズムに合わせて演奏し、ダンスしている様は圧巻で、その熱気に子どもたちを中心に来場者みんなが思い思いに身体を揺らせてライブを楽しんでいました。





イベント終了後にスズキキヨシさんより、「アフリカンパーカッションというのは、現地では言語と一緒でコミュニケーションをとるためのもの。それをよそから見てエンターテインメントだと我々が勝手に思い込んでいるだけなんだ」ということを教えてもらいました。まさにタケオさんは楽器や身振り手振りを以ってみんなに伝えようとしていました。音楽で、ダンスで、もっとみんな繋がることができるんだということを誰にでもわかるやり方で発信していたように思いました。来場されたみなさんの表情が、一様に楽しそうで明るいものであったことが何よりの証拠だと感じます。

普段、身近なところに様々な形で存在する、支える側と支えられる側という立ち位置の違いや障がいの有無・無知や無関心から生じてくる気持ち、目線、視点。
そんなすべてのものをフラットなものとし、みんなが当たり前に自然に支え合えるバリアフリーな社会実現を目指すイベントにしたいという思いがあり、世界各国の音楽を楽しむ企画や、障がいを持ちながらもアーティストやミュージシャンとして活躍する方をお呼びした内容で開催しました。
また定期的に、よい形で音まつりを継続していければと考えていますので、その際はぜひご来館をお待ち申し上げております。